台風も熱帯低気圧に変わってますが、関東方面の方は注意してください。
こう毎日暑いと動きたくないですね。そういう訳にはいかないですが。
さて、今日提案するのは朝顔のみどりのカーテンをやってみるのはいかがでしょう。
お子様がいらっしゃるご家庭では、夏の自由課題なんかにも向いていると思います。
みどりのカーテンですぐ思いつくのがゴーヤだと思いますが、何人のお客様にもゴーヤは大変やあんな一杯出来ても、毎日食べられへん。とか、ゴーヤーが熟れすぎて
見栄えが悪いなどと伺いました。
<みどりのカーテンとは>
主につる科の植物をたてすのようなものなどに絡ませて育て、直射日光を遮り建物の温度上昇を抑えるものです。
みどりのカーテンは一昨年の電力受給の問題がメデイア等で大々的に言われ、
節電効果が高くエコであるという事で一般家庭にかなり浸透した感があります。直射日光を防ぐだけでなく
植物本来の力、例えば二酸化炭素を吸収し、酸素をだします。
また、植物の葉の表面からの蒸発する水分の気化熱作用で建物周辺の温度を下げる役割もあります。
また手軽に誰でも出来るので、そういった理由で広くひろまりました。
つる科の代表的な植物として、キュウリ 、トマト、ゴーヤ、などがあります。(その他、多数あります。)
朝顔はよく海辺の浜辺の近くにもよく見かけます。それぐらい何もしなくても勝手にに花を咲かせるほど強い植物です。
<用意するもの>
ホームセンター等で売られている花と野菜の土などの培養土。
水はけをよくするため、軽石。
プランター(プラスチック長方形鉢)
鉢底ネット
園芸用ネット 高さ(2〜3M) 幅はお客様の希望の長さでいいと思います。
突っ張り棒(マンションの場合)園芸用支柱(2mから4m)
<育て方>
- プランターにまず鉢底ネットを敷きます
- その上に軽石を人差し指の第2間接ぐらいの厚みになるように敷き詰めます。
- その上に土をふんわりと8〜9割ほど敷き詰めます。
<種まき>
朝顔の種は非常に固いので芽きりといいまして、カッターなどで、
薄く削って、種の中の白いところが少し見えるところまでけずります。
そうすることで発芽しやすくします。削る種の場所はどこでもいいです。
(ただし、写真のように白くなっている発芽部はけずらないようにしてください。
また、発芽処理された種も市販されてるので、それを使用すれば、芽きりしなくて楽です。)
先ほどの種をプランターに植え込むのですが
30cm程間隔を空け人差し指第一間接ぐらいの深さの穴をつくりそこに種をいれ土をかけます。
発芽は1週間〜10日程でします。
摘心といって本葉が9枚(下から数えて葉が9枚目)ぐらいなると9枚目を切り取ったりするんですが、
初めてやられる方対象に書いてますので、あえてこの作業はしません。
<ネットを張る準備 >
マンションでは左の写真の様にまた、
戸建てでは右の絵のようなイメージでネットを貼って見て頂ければとおもいます。
ネットは突っ張り棒や右絵のように園芸支柱に屋外用インシュロックでピンと張るように取り付けます。
発芽してつるが伸びてきたら、ネットに絡めていきます。
朝顔は太陽の光を好みますので、出来るだけ日当りの良い所で設置しましょう。
<水やり>
夏場は水分の蒸発も早いので指で触って、土が乾いている様であればたっぷり水をあげましょう。
少なくとも朝と夕方1日2回は行いましょう。
ただし、水をあげすぎると、根腐れといって発育不良の原因にもなるので、
土が湿ってるのであれば、特に水をあげる必要はないです。
<肥料>
市販されてる土には肥料も配合されてるものも多いので特に気にする事もないかとおもわれますが、
朝顔は非常に育つ植物ですので、肥料も多く吸収します。ですので、
液肥のハイポネックスを週1ペースであげてあげると良いと思います。
<注意点>
朝顔は全て左巻きですのでネットに絡ませる時はつるの向きに注意しましょう。
枯れた花は必ず摘み取りましょう。そうすることで株の老化を防ぎます。
害虫(アブラムシ、ハダニ)などつくことがあるので、ベニカXスプレーなどで除去しましよう。
かかりやすい病気はとくにないです。
朝顔は非常に種類が多いので、花が咲く時期も若干違うので
市販されている種を使われるのであれば、注意書きをよく確認して下さい。
西洋朝顔はかなり丈夫なので、おすすめです。
綺麗にみどりのカーテンを作るには、
間引き、摘心など手間をかけなければなりませんが、暑い中なかなかの重労働ですので、
初めてされるんであれば、あまり神経質にならなくても十分育ってくれますので、
必要最小限の作業でみどりのカーテンを楽しみましょう。