こんにちわ!暑い日が続いてますね。体調には十分気をつけてください。
夏といえばお祭り!お祭りにはたくさんの屋台が並び定番の金魚すくいで金魚を持って帰られる方は多いんではないでしょうか?
毎年夏休みに入ると金魚の買い方を聞きに忙しい中わざわざ足を運んでこられるお客様が多いので、説明したいと思います。
金魚すくいから金魚を持って帰ってこられる際にこのようなビニール袋に入って持って帰られると思います。
持って帰ってきたはいいけど準備していないどうしようという場合、
とりあえず応急処置としてポットのお湯をさまして、バケツでも洗面器でもいいので、
そこにさましたお湯(ペットボトルの天然水でも代用可)を入れて、
金魚をその水の温度にならすため、ビニール袋に入ったまま、ビニール袋の口を広げて、
冷ましたお湯に約30分つけて下さい。
その後袋に入った水と冷ました水を少しずつ混ぜて金魚を水に慣らしていき、
そのまま洗面器もしくはバケツに移し替えてください。その状態で丸1日〜2日は大丈夫です。(金魚の数によります。)
<準備するもの>
単品で揃えるより、このような飼育セットを買われたほうが、良いかとおもいます。
最低限 必要な物は<ブクブク(酸素を送る装置)、 えさ、 カルキ抜き、敷き砂利、水草>これらです。
もし、飼育セットの中にこれらのうち入っていないものがあれば、購入しましょう。
水草と敷き砂利は入ってない事が多いです。金魚の数にもよりますが、
5匹ぐらいまでなら45CMぐらいの大きさの水槽 5から10匹なら60CMぐらいが良いかと思います。
水槽内に金魚を入れすぎると金魚にストレスがかかり、病気になったりする原因となるので、
出来る限り余裕を持たして、泳げるスペースを確保して下さい(あくまで目安です)
また、人工水草よりリアルな水草を入れてあげてください。(カモンバなど)
<金魚の環境作り>
金魚に限らず魚を長く飼育するには、環境づくりがかかせません。
つまり出来る限り自然の環境に近づけるようにしなければいけません。ですので、砂利や水草が必要となるのです。
まず 水槽内をよく水洗いして天日干しをしましょう。
買ったばかりの水槽内は薬剤が付着していることがあります。
それは金魚にとっては有害ですのでよく洗ってください。
くれぐれも洗剤で洗わないようにしてください。(天日干しが出来ない時は乾いたタオル等でよく水滴を拭き取ってください。
次に砂利を同じく水でよく洗って下さい。
あくが取れるまでお米をとぐような感じでして頂ければと思います。
砂利を水槽の底にまんべんなく敷き詰めてください。(砂利の敷き詰めた時の厚みは人差し指の第2かんせつぐらいが目安です)
次にブクブクですブクブク本体とエアーポンプをエアーチューブで繋ぎブクブク本体を水槽内におきます。
同じく 水草も砂利に埋め込みます。
水ですが、前述したように水を用意していただいてもいいですし、
カルキ抜きを使って水を用意していただいてもいいです。
カルキ抜きはテトラ社のコントラコロラインがおすすめです。
定番中の定番ですし、水に混ぜるだけで、カルキ抜きがすぐできます。
(付属品についてるものでももちろん可です。カルキは金魚にとって有害)
水槽内に水を入れます。水の量は水槽内いっぱいに入れて下さい。
(必ず説明書を見て下さい)出来ればでいいですが、
丸1日金魚を入れない状態で水を水槽に張りブクブクを作動させた状態にして下さい。
そうする事でより水が金魚に適した水となるので、余裕があれば、やって頂きたいです。
<水が命>
人間にとって空気は命です。空気が綺麗でないと、喘息など体に悪影響を与えるのと同じく金魚も水が命です。
金魚は非常に食欲が旺盛な魚ですので、ふんもよくします。
そうすると水がくさく臭ったり、白く水が濁ったりします。
そういった場合、水替えをしてください。水替えする前に必ずカルキを抜いた水は用意してください。
水替えの注意点ですが、水槽の水を1/3から水汚れがひどい場合は水槽の半分まで水を水槽から抜いて新しく用意した水を水槽に入れて下さい。
最初のうちは水が白く濁る事が多々あると思います。
白くさせてる原因の説明は少しややこしいと思ったのであえて省きます。
白く濁ったり、くさい臭いが水からしてきたら水が悪くなっていると思ってください。
また、白く濁らす悪い物質を食べてくれる良いバクテリアが液体で市販されてますが、
用量 用法を間違えると逆効果となりますので、注意が必要です。
私自身の経験上の考えですが、水替えは汚れていなければ、
頻繁に行わなくていいです。また、水も少しずつ蒸発するので、月2、3回ぐらい蒸発した分の水を足してあげれば良いと思います。
あと、涼しいところに水槽をおいてください。
直接日があたる場所には置かないでください。
金魚の適温は約18℃と言われたりしてますが、
そこまでは、神経質にならなくてもいいので、暑さには弱いと思って下さい。
逆に冬場寒すぎてもほとんど活動せずじっとしたままになったりもしますので、
寒すぎる場所にも置かないほうがいいですが、寒さより暑さには弱いです。
また、水温が高いと水がすぐ濁ってくることが多いです。
これは上記に書いた金魚を入れる前の準備段階です。
この写真では上記のセットプラス上部濾過フィルターと蛍光灯がセットされてますが、
蛍光灯は水草を育てる時の太陽の代わりの役目をしてます。光合成です。
<水草の役目、砂利の役目>
水草は、水を綺麗にしてくれ、また、酸素も出してくれます。金魚のえさにもなりますし、隠れ家にもなったりと非常に重要です。
砂利は上記にも書いた良いバクテリアのすみかになります。
水替えをしすぎるとバクテリアが少なくなってしまいますので、
頻繁にはしない方がいいと思います。ただし
水が汚れていなくて、透明な場合のみです。
<金魚の病気>
代表的な金魚の病気と対処方法を書いておきます。
その前にもともと細菌を持っていて病気になる金魚もいますが、
ほとんどの場合水質悪化が原因で病気になる事は覚えておいて下さい。
また、金魚が砂利などに体を頻繁にこすったりしている時は、
水質悪化になりつつあるサインですので、たとえ水が透明であっても少し水を入れ替えたほうがいいと思います。(頻繁にこすってる場合)
白点病…金魚の体に白い斑点がでる 人間でいう風邪だと思って下さい。
水温を2℃程あげてひとつまみの塩を入れてください。それでも改善しなければグリーンFを用量、用法を守って水槽に入れて1週間ほど様子を見て下さい。
まつかさ病….鱗が逆立ってしまう病気
非常に治りにくい病気です。根気が必要です。エルバージュエースを入れ薬欲します。細菌が原因とされていますが、完全には解明されていません。
転覆病……お腹にガスがたまってひっくり返る病気で古いえさをあげたり、
水質悪化によっておこるともされてますが、諸説も多々あります。
全ての水槽の水替えを行い水温は25℃くらいにし、
2〜3日ほど絶食させて、塩をひとつまみ入れて様子を見て下さい。
効果が見られなければ、もう一度水替えを全て行い、
えさをひとつまみ与えてまた、2〜3日程度絶食してみてください。
ただ、原因もえさのあげ過ぎの場合や先天性のものなど様々です。
お腹のガスをだしてあげると元気になっていきます。
まずは1週間様子見て頂き、改善が見られない場合は専門店で相談してください。
その他、尾具され病、いかりむし症….等いろいろあります。
そのほとんどは水質悪化によるものが多いので水がいかに大切かを分かっていただけたと思います。
複数金魚を飼育していて病気が発生した場合、
元気な金魚を別の水槽へ移した方がいいです。(水は用意してください)
よく病気の魚を別に移して下さいと書かれている書籍も多いですが、
飼育していた経験上 病気がでた水槽の水には細菌が多数発生していることもあるため、
元気な魚も弱る可能性があるのと、病気の魚は体力もなくなってる為
移動をさせるとさらに弱らせてしまうからです。病気が治ったら水槽内全て綺麗に洗ってセッティングし直して下さい。
私も熱帯魚、金魚、犬、ハムスター、鳥、うさぎといろいろ飼ってました。
正直、自分の不注意で死なせたことも多々あり、現在は飼育を辞めました。
ペットも生き物ですので、ペットを飼育する際は最後まで責任もってかつ、自分の都合でペットを放ったらかしにだけはしないでください。
(自分もえらそうにはいえませんが)
今回もありがとうございます。
[…] 本的には金魚の飼い方と同じなんですが、 復習の意味も兼ねまして、思い出しながら、メダカ飼育をして頂いて楽しんでもらえたらいいなあと思います。 はじめての金魚の飼育はこちら […]
とてもわかり易かったです
勉強になります。